CHANEL マトラッセとは
マトラッセとはCHANELの人気チェーンバッグになります。
ダイヤ型にステッチが入っていて、普遍的なデザインで年代を選ばないのも人気の理由です。
現在では再度人気絶頂中で、
新品中古品ともに値段が高騰しています。
20年ほど前の値段15万20万で買えたらしいのですが、今では新品で60万以上と3倍以上の値が付いています。
その中でも人気の高いラムレザー仕様のマトラッセについてお話しいたします。
ラムスキン
ラムスキン仕様のマトラッセの特徴は、なんといっても特有の柔らかくてふっくらした仕上がりです。カーフスキンも起毛もキャビアも独特の雰囲気があるのですが、もともと柔らかいラムを使用することによって、よりふっくらした綺麗な形をしています。
しかし、ラムならではのデメリットもございます。
ラムのデメリットは
破れやすく、色焼けを起こしやすいです!
デリケートな革の分傷がつきやすく日焼けで色が抜けてしまい、緑っぽくなったり茶色っぽくなったりします。
ただ、メンテナンスを続けることによってそのような現象を起こしづらくすることができますので、方法をお伝えしていきます!!
メンテナンス方法
その前にまずお話しさせていただきたいことがございます。
新品、または傷がほとんどなく状態が綺麗な革に関しましては、
基本は防水スプレーのみをオススメしています!!
新しい革など大切に使いたくて必要以上に油分を入れてシミになったりなどの事故をよくお聞きします。
お鞄やお靴に限らず革製品を長く使い続けるためにすることは
メンテナンスよりも使い続けることです!
クローゼットに入れっぱなしにしているとカビははえます。
知らない間に油分も飛んでしまって乾燥も起こします。
使うこと、これが長く付き合っていくために大切なことなのです。
さて、それでは実物を確認しながら作業していきましょう!
長年そのままにして傷や色褪せが起きているラムスキンのマトラッセになります。
まず初めにすることはホコリ落としです。
隙間やステッチの間も軽くブラシや歯ブラシを使ってホコリや取れる汚れを除去していきます。
続いて、乾燥している革に油分を入れていきます。
今回使ったのは、
モゥブレイさんのデリケートクリームとアニリンクリームです!
この2点を混ぜて使用しました。
デリケートクリームが6割、
アニリンクリームが4割
の割合で、手で入れていきましょう!
手で入れる方が、少ない量を伸ばしやすく入れることができます!
全体的にまんべんなく入れていきながら、
傷やスレは少し革を寝かすイメージで入れていきます。
そして、乾燥後にミトンや柔らかいタオルで乾拭きをし、
防水スプレーで仕上げます!!
傷や色褪せが元に戻るわけ度はありませんが、
この作業を月に1回など続けることで、革の艶や状態が良くなっていきます!!
気をつけていただくポイントは、
ベージュ系や、ネイビー系の黒以外の色のラムは色が濃くなりやすく、シミが残る可能性がございますので、部分で試しながら作業を行なってください。
無理をせず、少量ずつ試してください。
また、一度お店で色補修を依頼したことがある場合は、この作業を行わずにお店に相談をしてください。
起毛素材、エキゾチックレザーなどには使用しないでください。
この方法は革のメンテナンスのため、完全に色艶が治るわけではありません。
あくまで自宅でできるケアになります。
まとめ
このようにメンテナンス次第で、革の見た目や状態がわかりやすく変わっていきます。
確かに革製品の取り扱いは難しいですが、
やりすぎないことを頭に入れながら、正しい知識で行なっていけば非常に持ちやすく長持ちする相棒になりますので、ぜひ皆様もお持ちの革製品のメンテナンス挑戦してみてください!!
わからないことがあればいつでもご連絡ください!
ぜひこの記事でお会いできたら皆様、この機会に革製品デビューやメンテナンスに興味いただければと思います。
これからもいろんな情報を簡単に、注意点も含めてお話ししていけたらと思います。
気になっていることなどもございましたらコメントもお待ちしておりますのでよろしくお願いします。
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